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ジーンズ リペア おすすめ|ご相談事例

一般的にジーンズリペアと言うと、裾上げ以外の大掛かりな修理を指すことが多いのですが、ジーンズ裾上げにも特殊な事例があるものです。


ちょっと珍しいジーンズ裾上げをご紹介しましょう。 こんなジーンズリペア、裾上げもおすすめです。



1.荒れた感じのチェーンステッチ裾上げのご要望


「下手くそだな」と言わないでください、わざとです。笑

例えば第二次大戦中のアメリカ、Levi。いわゆる軍需縫製に工場の縫製工員さんを優先的に配置した結果、自社に残る工員さんの技術がいまいちだった時代があったと聞きます。

その頃に作られて今に残るジーンズに、そのような縫製の粗さ、揺れがあるそうです。


そんなイメージをこのお客様はご要望されたのでしょう。「裾のチェーンステッチは、荒れた感じでお願いします。」とのことでした。

ここからはアレンジで正解はありません。


当店のUnionspecial43200G*裾上げラッパ(治具)を使ってしまうと、チェーンステッチが「綺麗に」なってしまうので(笑)、別のUnionspecialを使ってフリーハンドでステッチを描きます。

いかにも「あ、曲がっちまった.....」という表現になったかと思います。



2.Nudieジーンズの逃げステッチ+閂留め


根強い人気のヌーディージーンズです。裾上げのご用命も結構多いですね。

ここのジーンズのデザインとして特徴的なのは、チェーンステッチが裾を一周回って合流する地点で、斜めに逸れていくデザイン縫製を見掛けます。そしてその折れ曲がる根本付近には、閂留めの重厚な縫製を打ち込みます。面白いですよね、このデザイン。


これは裾上げ専用機Unionspecial43200Gではできない相談で、別のUnionspecialと技術でこの曲線縫製と閂を施します。


新品を購入した時のNudie逃げステッチと変わらないように、注意しながらステッチの方向を見定め、しっかり閂も入れる技術。

どこにでもある裾上げではありません。



3.ハイブランドのジーンズ裾上げ


比較的ストレッチ素材、スキニーが多いハイブランドのデニム。

画像はセリーヌのMSK001。


詳しくないのですが2018年からCelineディレクターにHedi Slimane エディ・スリマンという人が就任して、最初のコレクションのスキニーなんですね。モードの帝王とも言われているようで、なんだか凄い。


弊社は長年モードブランドのセレクトも行っていたので、それらの潮流には興味もあります。

そんなハイブランドの裾上げも、勿論お受けしています。


ストレッチデニムの裾上げはポリウレタン混紡によって生地が伸び易く、オンスが高めのLEVI XXダブルエックスデニムの裾上げ専用機Unionspecial43200Gだと、テンションに生地が負けてしまい、ステッチが著しく乱れます。

そこで別のUnionspecialを使って優しくステッチする特殊技術で、ストレッチデニムの裾上げを完成させています。


中にはストレッチデニムの裾上げを嫌う(お断りする)お店もあると、お客様からよく聞きます。

どうぞ当店にご相談ください。





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